茨城県八千代町では、芝焼きによる火災が多いことや、芝焼きに便乗した違法野焼きが見られることに加え、芝焼きと害虫の越冬密度との関連性が認められないとの調査結果があることから、芝焼きを実施しないことにしました。
(参考)広報八千代
https://www.town.ibaraki-yachiyo.lg.jp/data/doc/1587704423_doc_99_0.pdf
この公報記事について、八千代町農政課に数点問い合わせしました。
Q.芝焼きを実施しないことで病害虫が増えたなどの報告はありますか。
A.町でも病害虫調査は普及センターと協力して実施していますが、芝焼きを実施していないから病害虫が増加したという明確な根拠はありません。また、町民からの報告もありません。
Q.畦畔雑草の草刈りについて、刈り取った雑草の処理はどのようにしていますか。集めてクリーンセンターに持っていったり、堆肥にする例は少ないように感じますが、刈り取ってそのまま放置し腐熟させる方法が多いのでしょうか。
A.個人的な意見ですが、刈り取った雑草をクリーンセンター等に持っていく場合、労力と
コストがかかるため、刈り取ってそのまま放置するか、耕運する際に一緒に土に混ぜてし
まう等が多いように感じます。
やはり野焼きと病害虫との因果関係はあまりみられないものだと思います。
全国的にも、例えば新潟県など、ほとんど野焼きのない地域というものがありますが、病害虫で困っている話は聞いたことがありません。
一部の市町村では野焼きを容認するどころか推進するような公報を出すところもある中、八千代町のように町が積極的に野焼きを減らす取り組みをしているのは素晴らしいと思います。
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