· 

役所の本音


名古屋市平和公園での野焼きについて、反農薬東京グループも言及しています。

この中に、役所の本音が書かれています。

全ての役所に共通する本音だと思います。

 

以下抜粋

http://home.e06.itscom.net/chemiweb/ladybugs/kiji/n01805.htm

当グループでは、2015年春、会員からの通報で、平和公園の違法野焼きについて、調査したことがあります。廃棄物処理関連の市民団体に、現地支援をお願いしたものの、焼却中止に到りませんでした。以下に当時の経緯等を掲載しておきますので、参考にしてください。

 名古屋市は、市が管理する公共施設での農薬や殺虫剤等の使用実績を公表している数少ない自治体です。2017年は平和公園で農薬散布報告はありません(反農薬東京グループのHP:施設別使用状況参照)。

 しかし、足かけ5年後の現在も、お寺さんの自治?が優先され、市民に対する人権無視状況がつづいているわけで、一刻も早く、早急に平和公園の名にふさわしく、野焼きを追放する必要があります。

 【経緯】

名古屋市の会員から平和公園の墓地で常時、野焼きがなされており、近くを通るたびに具合が悪くなる。

区や市に電話をしてもらちがあかない。と写真を添付して相談があった。会員はあちこち電話をして、野焼きは法律違反であると訴えたが、名古屋市の対応は鈍かった。環境省に聞いても何も動かなかったとのことであった。

2015年3月、反農薬東京グループが直接名古屋市の担当課2か所、環境省廃棄物処理課に電話して聞き取りをした。驚いたことに会員の言うことは事実であり、名古屋市は問題を把握してはいるが、及び腰で、野焼きが法律違反であることを寺側に伝えるのも渋っていた。

以下、そのまとめである。

 

【名古屋市廃棄物指導課】

現在対策を検討中である。今日も平和公園の総合管理事務所(市の出先機関)へ行ってきた。

土地が個々の寺院にわけられていて、理解していただくのが大変だ。

お参りにくる人も花などを焼却している。

寺が法律違反だと思っていない。

誤解もあるので今回、効果あるような対策をとりたいと思っている。

いろいろなところから苦情をもらっている。

警察、消防、保健所も何度か行っている。

その人たちは寺に理解を求めている。

寺が苦情者に「燃やして何が悪いのか」と言ったということも聞いた。

無理に市が寺を集めたという公園の設立の経緯があるので、強く言えない。

煙の苦情だったので、初めは大気環境局へいった。

市は条例で野焼きを禁止しているのでそちらが主として対応している。

(「廃棄物処理法はあなたの担当ではないのか」と聞くと)

確かに廃棄物処理法はあるが、私有地の寺の自治がある。

また、利用者が勝手に燃やしているのもあるので、難しい。市としては、寺の代表者と話して徐々に理解を得るようにしたい。

 

【名古屋市大気環境対策課】

市民からご指摘を受けたので環境局として対応する。

実態が複雑でわからなかったので、平和公園管理事務所(市の出先)に聞きに行った。

寺院が200くらい集合して、それぞれが鉄籠(コンクリートで囲った焼却場所)に花を入れて焼却している。

お参りにくる人もそこで焼却している。

墓地の管理をし、寺の代表が集まっている平和公園墓地管理者会が13日に理事会があるので、そこで会長に市の出先機関の総合管理事務所の職員が出て、「環境局が話したいと言っているのでアポイントをとるようにしたいがよろしいか」と聞くことになっている。

来週、担当が電話をして、管理者会の代表と話し合う。

そこで、野焼きをしないよう頼み、会長の理解を得て6月の総会ですべての寺に知らせてもらうよう考えている。

野焼きは禁止されているが、法律違反だというと角がたつ。

廃棄物処理法の担当は廃棄物指導課だ。

うちは大気汚染を防ぐというスタンスでやっている。

過去からの経緯を言うと、平成7年からごみ問題は続いている。

当時、ごみ減量が主要でごみを減らすためにもやしてきた。

ごみ処理に市がお金を出せと言ったので、量が増えれば損になるので焼却されてきた。

平成10年に廃棄物野焼き禁止になったが、例外として日常的なのはいいとされてきた。

大気汚染の条例ができ、プラスチック類は燃やしてはいけないことになった。

そういう指導をしてきたので、条例も変えてないのに禁止ですよとはもっていかないで、説明して理解してもらう方法をとる。

法律違反だが、その担当はうちではない。

違反だと言って裁判になって万一負けたら二度とできない

交通違反と同じで、60キロ、80キロなどの違反者からすべて罰金を取っているわけではない。

自主的にやめていただきたい。

指導というのはお願いである。

本庁職員なので現場には行かない。

名東保健所が行っている。

焼却しているのは寺の雇った管理者や、檀家も燃やしている。

 

【環境省廃棄物処理課】

一般廃棄物について判断するのは市町村であり、国が直接立ち入れない。

名古屋市の廃棄物指導課には電話してみる。

すべての担当部署が法律違反は問わないようです。

「よほどお寺が怖いのか。6月の管理者会の総会まで、被害を受けている人は我慢しろということか」

と聞くと、しばらく黙っていて、「そうです」と答えた。

 

以上抜粋

 

 平成10年に廃棄物野焼き禁止になったが、例外として日常的なのはいいとされてきた。

大気汚染の条例ができ、プラスチック類は燃やしてはいけないことになった。

そういう指導をしてきたので、条例も変えてないのに禁止ですよとはもっていかないで、説明して理解してもらう方法をとる。

 

 野焼きを厳しく指導しないすべての市町村について、これが本音だと思います。

 

今まで

「軽微なら燃やして良い」

「草木なら燃やして良い」

「農業なら燃やして良い」

と指導してきたものだから、今さら指導方針を変えると角が立つ。

だから厳しく言えず、お願いしかしない。

 

これ以上は個人がいくら抗議しても変わりません。

何らかの大きな「きっかけ」が必要です。

その方法を野焼き煙害被害者の会は考えていきます。

 

コメントをお書きください

コメント: 6
  • #1

    匿名 (日曜日, 02 2月 2020 03:09)

    いやもう呆れ果てますね。
    公務員の人はこれで税金でボーナスをもらってるのかと思うとムカつきますね。

  • #2

    るるる (火曜日, 25 2月 2020 21:07)

    非合法薬物も以前は脱法薬物だったので違法だと言えば角が立つ
    とでも言うのだろうか

    ほんこわ

  • #3

    るるる (火曜日, 25 2月 2020 21:23)

    と言うか以前から周囲の迷惑になる場合は駄目、と自分の住んでる所の広報には一文書いてあったがそれすらなかったたのかね?
    様は裁判で負けたら責任取らされるから嫌って事でしょ?
    流石にそれは無いでしょ?
    だって個人ならまだともかく法人施設の野焼きで負けたらそれこそ法が全く機能してない事に成る。
    家が檀家に入ってる寺は団地の中に有るのも有ってか墓参りのゴミも寺付設のゴミ箱に捨て、回収業者が回収するように成ってる。
    寺が周囲の反発、人の迷惑省みずな事やってて極楽なんて行けないだろに。

  • #4

    名無し (水曜日, 04 3月 2020 01:33)

    去年警察に電話で野焼きの相談すると、やたら町内会で話してみてはと言われ続け。
    最近季節柄農家の野焼きは無い代わりに、薪風呂を焚いてる家の煙と臭いが酷い時が有り、警察に電話するとやはり町内会長等にお話をしてみてはと言われ、その地域の町内会長であろう一番大きな家に電話。
    問題はその家こそ当人の家だった事。

    昔からやってる。
    悪い事はしてない。
    迷惑な事はしてない。
    そんな事言ってるのはお前だけ。

    見事にテンプレの羅列と繰り返し。

    昔からと言いつつ明らかにステンレス特有の光沢のある新しい焚き釜と煙突。
    口ごもった感じだったが温水器も有り薪風呂に拘る必要は無いらしき事。
    法的にはともかく良心の呵責全く無し。
    明らかに煙と臭いを周囲に撒き散らしており、人が居付かないのかその周辺のアパートに空き室が多い。

    分かった事は我慢の限界だったり偶然であっても先ず当事者に電話なんてするもんじゃない事。
    周りの迷惑などを、本当に全く考えられない人間が実在すると言う事。
    相手が土建の御偉いさんらしいと言うのも有り、私だけじゃ無く市役所員やパトロール警官ではまず相手に成らないであろう事。
    誰も言わないのではなく苦情を言うに言えない状態、相手で有ろう事。
    法律の解釈以前に端からまともに取り合わないので、各所に相談しても当然やりたがらない事。
    再三どこの誰だと言われたが後のトラブルを考えれば言える訳が無い。
    そしてそれが避けられない面と向かって、しかも名前職場がおおやけの公人なら尚の事当然向こう側に付くであろう事。
    これまでふざけるなと思っていたが、これでは取り締まる側が「窓を閉めて我慢しろ」ぐらいしか言えないのも分からなくもない。

    分かってはいたが、現行法が焼く側の逃げ道だけじゃ無く、取り締まる側にも逃げ道を与えてる事。

    迷惑を何とも思わない相手に、それが迷惑行為で有ると認識させる事ができなければこれからも何も変わらない。
    法が変わらなければ、迷惑だと思わない人間が見逃され周囲は泣き寝入りするしかない。

    法の解釈が間違ってたとしても後ろ楯が無い以上生半可では取り締まれない。

    これが現実。

    廃棄物の例外規定の改定だけでは、薪ストーブ薪風呂を扱う法律が違うので駄目らしいが、野焼きの括りに入らないとされる排煙悪臭を伴い、他人に迷惑が及ぶ行為も禁止されなければ、それこそ「窓を閉めて我慢」は終わらない。
    煙突の付いた簡易焼却炉は駄目で構造的に変わりない住宅街の薪風呂薪ストーブは問題無い?

    個人の勝手の影響で窓も開けられない。
    なんと馬鹿らしいことか。

    最後に。
    警察や役所が間を取り持つ気が無く、町内会で話し合っては?と言われても真に受けちゃ駄目、役所警察を通してじゃ無いとトラブルの元。

    後、田舎で周囲もやってるからお互いさまってのも、世界規模で考えたらとんでもない勘違いで意味が違うだろと。お互いを気遣うのが本当のお互い様だ。
    まあ、そんな性善説が通用しないから問題に成ってる訳だけど。

    長文駄文で失礼。

  • #5

    名無し (木曜日, 05 3月 2020 01:25)

    薪ストーブは屋内に成るので野焼きの法律は適用されないと聞いた。
    ならば簡易焼却炉をトタンで囲い煙突を出しその中で焼却、
    「暖をとるために燃やしてる」と言えば通ってしまう?
    ほんとおかしな話。

  • #6

    TV (月曜日, 09 3月 2020 13:39)

    お前ら脱法ハーブが違法化した今も取り締まらないのか?
    法が変わったならその訳を理解させないと守る理由も分からない
    変った理由がそこには有る
    それも理解できない頭の人間も居るが

    昔からやってた?じゃあ何時からと言うと
    長くて何十年も前からと帰ってくる
    何故か先祖代々なんて言うのは一人も居ない
    伝統でも何でもない、所詮個人の言い訳